さあ、agrimにはらんの幕が開けましたよ・・・・
アグリムでは女性限定の「ユーファイ」という温活ケアがあります。
タイの産後ケア、伝統療法ですね。
その工程の中に「ソルトポット」というものがあります。
素焼きの器に塩を入れてパチッという音がするくらい熱します。
そして布の上に生の葉っぱ、ハーブを敷いて器を置きます。
その布で包んだものをお腹を中心に身体に当てていくんです。
産後のお腹の水分を取ってお腹を小さくするためです。
もしかするとハーブを布で包んだ「ハーブボール」はアジア雑貨屋さんなどで見たことがあるかもしれませんね。
ハーブボールは蒸したりして水分を与えて温めたものを身体に当てていきます。
水分が多い分、持ちが悪いというかすぐ冷めてしまいます。
一方ソルトポットは塩の保温効果もあって持続力が高いですね。
そして塩はまた使えるのでとても経済的です。
さて、その包む際に生の葉っぱを使うのですが、タイでは「はまゆう」が多いと思います。
でもですね、日本ではそうそうないのです。西の方、南の方ならあるみたいですが、東京では見かけません。
中には代用でえごまの葉っぱを敷き詰めたり、皆さん工夫しているようです。
アグリムでは幸いにも沖縄にしょっちゅう帰っている知人がいまして、「月桃」の葉をお願いして持ってきてもらっていました。
(一回球根も戴いたのですが、沖縄の植物ですし越冬しませんでした。)
月桃の葉っぱってすごく立派で、茎が固いのです。ハサミで切るのは指が痛くなるほど。
なので毎回切り落として持ってきてもらってるかと思うと何度も頼むのは気が引けて・・・。
そしてそれをその友人のところまで取りに行くのも、配送してもらうのも悪いかなって思ってまして。
で、代用品、「枇杷の葉」を探しました。これはちょっと前に建てた東京の一戸建てにも割とあります。
「枇杷の葉温灸」というものがあるくらい枇杷の葉は昔から民間療法に使われています。
でもですね、どこにでもあるようで、いざ探すとなるとなかなか無い。
街を歩いてて、勇気を出して知らないお宅にピンポンしてみようかと思ったのですが・・・
仮に鎌を持って玄関に立ってたら
死神みたい。
自分なら絶対ドア開けません。
なのでお客様に枇杷の木がないか聞いてみました。
その流れでたどり着いた話が
「はらんならあるわよ。あのお寿司の下に敷いたりするやつ。」
それは「バラン」じゃないですか?ナイロンじゃちょっと・・・
施術後調べました。それは
葉蘭 でした。
月桃にもクマザサにも似てていい感じ。ハランともバランともいうみたいです。
効能も調べてみました。
月桃は抗菌殺菌効果が強く、お餅を月桃の葉で巻いておくとカビが生えない、と聞いていましたが、葉蘭の効能も
殺菌作用
利尿作用
があるそうです。
民間療法では生の根茎を一日3~5グラムすりおろして濾して3回に分けて服用する、とあります。
葉が大きくて包みやすく、殺菌効果もある。こりゃいいです。
昔の人は殺菌効果があるってわかってた使ってたのですかね。すごいです。
そして昨日その葉蘭をいただきました!!
わざわざ洗ってくださったみたいで本当にありがとうございます。
すごくしっかりした大きな葉っぱです。
今後しばらくはこの葉蘭で包んで使用していこうと思います。
明日4月22日(日)は今空きが出ましたので、14時までの施術、その後16:30~となります。
珍しく明日はペアが取りやすくなっております。
では。
コメントを残す