こんにちは。荻窪のタイ古式マッサージ アグリムです。
今朝、関西の方でまた大きな地震が起こりましたね。
建物の壁が崩れた画像を見ると心苦しいです。
私、よく人間の身体を柱は骨で、とか建物に例えて考えるので余計に。
タイ古式マッサージの基本の話で、人間の身体を「小宇宙」と例える話があるのですが、ふとそれを思い出します。
人間の身体も含め、自然界のものは「土・水・火・風」の四つの元素に分けられ
生まれたてほやほやの赤ちゃんだって、この四つの元素からできてるんです。
土=筋肉、骨格、髪、爪…
これは、わかりやすいですね。身体を作っている物体そのもの。
筋肉が極端に衰えると、ポンプの機能が弱まってリンパなどの水分の運搬が上手くいかなくなりますね。
下 ↓ に出てくる水分とか熱だとか、栄養の運搬だとか、全部そろって美しい「土」があるわけです。
水=汗、尿、涙、血液…
これも分かりやすいですね。身体の中の水分全般。
水分を摂らずに長時間の運動なので汗を大量にかいたりして体内の水分が極端に減ると脱水症状を起こし、発熱や意識混濁など。
体温調整や、老廃物の排泄のために水は一定量必要ですね。
切り干し大根や干物は栄養たっぷりで美味しいですが。
火=熱、代謝、消化、老化…
いわゆる化学変化。食べたものが消化されてエネルギーになる。
適度な断食(ファスティング)はリセットになるようですが、極端に食事を抜いたらイライラするし、元気もなくなりますね。
代謝が衰えると、筋肉だけでなく肌や髪もやせ細ります・・・
風=ガス、げっぷ、感情、循環…
運搬されるものを司ります。血液やリンパの流れも。
面白いのは感情。チネイザン的にはお腹に溜まると言われていますが、
イライラしたり、悪い感情がたまると内臓にコリが出来て神経伝達が滞ったり、血液やリンパなどの流れがブロックされると言われています。
この機能が衰えたら、栄養が身体に行きわたらなくなるから、やはり肌も髪も汚くなります。
腸が正常に動いてないから必要な栄養もちゃんと吸収しないし不要な毒素も溜まります…
この四つが身体の中でバランスを取り合っているわけですが、もともとは自然界にあるもので、バランスが崩れると干ばつだとか洪水だとかの天災が起こるのだと。
地震は「土」ですね。人間の身体で言ったら骨格の歪みでしょうか。
地震の学者でもどこで何が起こっているか、予想や判断が難しいことでしょう。
地球は人体と違って大きすぎますし、「ここがおかしいんだけど」と言葉を話しません。
幸い、私たち人間は「痛い」「重い」という感覚を持っています。自分で気が付くことが出来ます。
「痛い」ってなってからでは本当は遅いのですが、ま、仕方ない。
私も膝を一度がっつり傷めてからは、膝がきしむ時の感覚があると予防します。
予防、本当に大事。だって痛い思いしたくないし、病院に通うの面倒だし。
カッチカチの筋肉でできた身体でも、ゆるゆる過ぎる身体でも、どちらも傷める可能性があります。
適度に伸びる、適度な強さの筋肉が骨格を支えます。筋トレだけじゃなく、ストレッチだけでもなく。バランス。
強い衝撃にも耐えられるしなやかな身体へのメンテナンス、どうか心がけてくださいませ。
今回の地震で亡くなられた方もいて、お悔やみ申し上げます。
地震の研究・災害の備えや復旧がより速やかに進みますように。
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