「○○ちゃん、カモシカのような脚だね」
脚が細くてすらっとした子には必ず言ってしまいます。
私はマッサージの練習会などでお互いに技術交換していると、脚を見て大抵言われるのが
「何部だったの?」
・・・残念ながらずっと帰宅部です。
とにかくガッチリ。多少の電車の揺れなら雪崩れたりしませんね。あなたを支えます。
実際スポーツジムで筋肉量を計ってもらったことがありますが、脚は左右とも平均値より筋肉が多かったです。
筋肉がつきやすいんですかね。
だって毎日自転車で坂道3つを登って通学・通勤し続けてましたからね。
そりゃあ逞しくなりますね。
私だって一度でいいから言われてみたい、「カモシカ」、と・・・
シュッとしてふくらはぎも足首と差がなくて、ひざ上もモリっとしてなくて、太ももに隙間があるそんな脚・・・。
私の脚なんてガッチリしすぎて小動物位ならここで仕留めることが出来る気がする(笑)。(ごめん)
皆さんもイメージ的には今にもポッキリいっちゃいそうな鶴とかフラミンゴみたいなものを想像していませんか?
むしろガリガリの人に言ってませんか?
たまたま機会があってカモシカを見てみました。
こんな感じです。
(拡大しすぎてぼけました)
想像してた色とだいぶ違うが、そこそこかわいいじゃないか!
(個人的には黒目がちな動物がかわいいので)
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
・・・・・・・
ただ・・・・・・
脚ガッチリ!!!
ちがうちがう、そうじゃ、そうじゃない。
「シカ」でももっとディズニーの「バンビ」的なスラっとして脚長くて関節目立つ物を思ってたんですけど・・・。
ということは私みたいなのがカモシカのような脚なのでしょうか?
カモシカは【羚羊】と漢字で書きますが、『レイヨウ』と読まれるものの中にインパラ、ガゼル、そしてカモシカが含まれていました。
しかし日本にはインパラとガゼルはいませんね。
英語では『legs like a gazelle』(ガゼルのような脚)と表現されるそう。
だから今度は『ガゼルのような脚だねぇ』と言うといいでしょう。そのあとガゼルをググってあげてください。そんな時代です。
さて、脚を細くしたいという溢れる情報の中ではほとんどが【むくみ】であってガッチリ脚にはあまり注目がいきませんね。
確かに若いころは細ければ細いほどいい、むしろガリガリになりたい、と思っていましたが、今では適度に筋肉があった方がいい、と思うようになりました。
だけど帰宅部でこんなにガッチリするはずはないと思うんです。
そして『昔運動部だったから太いのに、さらに運動をして筋肉をつけたくない』という方が結構います。
おそらく瞬発力系のスポーツをしていた方が多いのではないでしょうか。
その場合『速筋』が使われていたと思います。速筋は鍛えると太くなりやすい筋肉です。
一方『遅筋』は持続力系の筋肉です。美味しそうな名前です。こちらはマラソン選手が細いのを見ればわかると思います。
ただガッチリさんは筋肉だけではないのです。
ガッチリさんは筋肉と脂肪・老廃物とのハイブリットなのです。
脚の筋肉が固いから『筋肉』と思っていませんか?脂肪は柔らかいと思っていませんか?
でも老廃物の塊、セルライトは固いゴリゴリしたものではないでしょうか。
運動後にちゃんとストレッチや入浴して老廃物を出してなかったり滞ったままの脚にまた筋肉をつけるとガッチリさんは生まれます。
なので先ほどの『遅筋』を使うような有酸素運動が有効です。脂肪をエネルギーとして使うことが出来ます。
そして細くなりたいからといって筋肉を落とすことはお勧めしません。
冷えやむくみを招くとともに、将来的に転倒の恐れや、そもそも起き上がれない、階段を登れないなど外出出来ない以前の問題、風呂トイレすら自力で行けなくなるのは嫌ですよね。
ということでガッチリ脚の「カモシカのような脚」の方は有酸素運動がお勧めです。
では。
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