こんにちは。杉並区 荻窪駅前のタイ古式マッサージ agrimです。
私たちはタイの学校に何度か行っていて、様々なタイの伝統療法を学んだり体験したりしています。
機械を使わず身近な道具や植物を使った伝統療法はその地方ごとにその地の特徴をいかしつつ産後ケアをする習慣があります。
タイの薬草を使ってデトックスする「ユーファイ」というものです。
代表的なものを説明すると、タイのハーブを蒸した蒸気をサウナのように浴びたりして老廃物を出します。
ハーブサウナです
タイハーブを使った「よもぎ蒸し」というとわかりやすいかもしれません。
タイでは更年期の症状が出ると『ユーファイ』やらなかったの?と言われるそうです。
日本でもようやく産後ケアに注目されるようになってきました。
産後に体質が変わったり戻りが悪かったりする方は多いです。
「このままずっと続くのかしら・・・」
「子育てが出来るのか不安になる」
そんな不安を抱えている方もいると思います。
出産をしてかわいい我が子との幸せな生活を想像していたのに、体調もすぐれず、気分も沈む・・・
まるで更年期障害のような症状が起こる方もいます。
目次
・そもそも更年期障害ってどんな症状なの?
外出したくない
毛量が減る
のぼせ
ほてり
冷え
不眠
頻尿
生理不順
イライラ
不安
などがあります。
・「産褥期」「産後の肥立ち」「床上げ」の違いは?
日本でも昔から「産後の肥立ち」や「産後の床上げ」など妊娠・出産を終えた女性が回復するために身体をゆっくり休めることを促す言葉が存在します。
・産褥期
出産後に母体が妊娠前の状態に戻る期間を言います。産後6~8週間。
・産後の肥立ち
産褥期における身体の回復具合を表します。
・床上げ
産後の約一か月後に身体を休めていた布団を体力が回復してきて片付けられるまでになった様子です。
最低限の作業が出来る状態です。
(産後だけでなく病から回復することも意味にあります。)
・産後に更年期のような症状はなぜ起こる?
産後の更年期のような症状は、産後のホルモンバランスの乱れによるもの。
赤ちゃんを産むために大量に分泌された女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンが出産後に急激に減少します。
更に慣れない子育てなどによる睡眠不足などのストレスでもホルモンバランスが乱れる原因となります。
・産後と更年期の関係
冒頭ではタイでは産後にちゃんとケアしないと更年期に不調が現れやすいと言われている、とお伝えしましたが、もちろん個人差もありますし、医学的にも証明されているわけではありません。
というと私たちがやっている「ユーファイ」という産後ケアを否定してしまうことになるかもしれません。
しかしながらこの民間療法は古くから医療がまだ発達していなかったタイやカンボジア、韓国ではよもぎをつかった「よもぎ蒸し」などアジア各地で行われていたケアです。
アジアのお母さんはとにかくパワフルなイメージがありませんか?
薬に頼らず、お庭にある植物などを使って産後の回復を助ける、この伝統的な方法が代々受け継がれてきたからこそ元気な女性が多いのかもしれません。
・忙しい日本人こそ産後ケアをするべき
現在ではタイでも核家族化は進み医療は発達し、「ユーファイ」を行う家庭も減ってきています。
日本の女性はすぐに職場に復帰しなければならなかったり、もしくは何もしないことになれてなく、ついスマホに依存してしまったり、さらにゆっくり休むことは出来ていないのでしょうか?
・産後のホルモンバランスを整えるには?
・ストレスを溜めない
慣れない育児や睡眠不足は本人の自覚がなくとも身体に影響を与えています。辛くても一人で抱え込まず誰かに助けを求めましょう。
タイは昔の日本のように近所の人やレストランで食事をしていてもみんな赤ちゃんをかまってくれます。
私たちが行っていたマッサージの学校にも子連れで来ても先生たちが相手をしてくれていたりします。
一人でゆっくり食事をしたり、自分の時間を作るのも気分転換になりますね。
・女性ホルモン物質を多く含む食べ物を食べる
イソフラボンを含む大豆製品。肉、魚「タンパク質」は特に大事な栄養素です。
・適度な運動をする
運動と言っても産後は自分が思ってる以上に身体にダメージがあります。お散歩や日常生活に戻していくだけで充分です。
骨盤を整える事もおすすめです。
・身体を冷やさない
ホルモンバランスにより氷のような冷えを感じるようになった、という人は少なくありません。
日本よりはるかに温かい東南アジアでもユーファイではとにかく身体を温めます。デトックスして産後の悪露を出し切りホルモンバランスを整えます。
また冷たい飲み物を避けたり、クーラーをガンガンにしたりするのはやめましょう。
いかがでしたか?
今回は私たちが行っているタイの産後ケアを少し絡めてみました。
今一度書きますが、産後のお母さんは自分が思っているよりもダメージがあり、不調を招きやすい状態なのです。
しっかりケアしていつまでも元気なお母さんでいたいですね。
では。
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